料金の安さが魅力でUQモバイルへ乗り換えてみたけど、「やっぱりソフトバンクに戻りたい」なんて方もいるかと思います。
料金の安さを第一に考えているユーザーであれば、UQモバイルへの乗り換えは満足と言えるでしょう。
ですが、「料金<使い勝手」と考えているユーザーであれば、実際に利用してみて感じる不満も次々と出てくるのではないでしょうか。
例えば
- サポート面が充実していない
- 通信品質が低下した
- 販売されている機種(iPhone)が少ない
- キャリアメールを使いたい
- 光回線とセット割で使いたい
こういった理由からか更新月まで待たずして、違約金負担を支払ってまでソフトバンクへ乗り換える方もいるようです。
この記事では、UQモバイルユーザーである私が現在感じている不満などを解説すると共に、ソフトバンクへ乗り換え(MNP)手順から乗り換えに掛かる諸費用を紹介したいと思います。
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現在、UQモバイルではキャッシュバックキャンペーンを開催中。
SIMのみで乗り換えをした方に最大で10,000円のキャッシュバック。
さらに、増量オプションⅡへ申し込みで3,000円増額。
UQモバイルユーザーが語る不満点
元々わたしはソフトバンクユーザーでしたが、とにかくスマホ代を安くしたい理由からUQモバイルへ乗り換えました。
現在はUQモバイルのぴったりプランSを契約中であります。
スマホ代重視で乗り換えたので使い勝手はそこまで気にしておらず、現状では他社へ乗り換える予定はありません。
ここではあえて不満に思うことをいくつか紹介したいと思います。
UQモバイルの不満点
- 残りの無料通話分が把握できない
- 通信品質が若干低下した
- 端末(iPhone)が少ない
- 店舗(UQスポット)が遠すぎる
残りの無料通話分が把握できない
私が契約しているぴったりプランは、契約プランに応じた無料通話が標準で付いてきます。
ぴったりプラン | 月額料金 | データ容量 | 特徴 |
プランS | 1,980円 | 2GB | 無料通話60分 |
プランM | 2,980円 | 6GB | 無料通話120分 |
プランL | 4,980円 | 14GB | 無料通話180分 |
例えば、プランSなら毎月60分間までの通話なら料金が一切発生せず、60分間を超過すると通常の通話料金(20円/30秒)が発生するというものです。
ネットと無料通話込みで月額料金1,980円からは非常に魅力的ではあるのです。
ですが、この無料通話の残り時間を正確に知る方法がないのです。
こちらの記事ぴったりプランの無料通話の残り時間を確認する方法!でもいくつか方法を紹介していますが、通話明細サービスというオプションサービスに加入するか、自分で通話時間を計算して調べるしか方法がないのです。
[kanren2 postid="4102"]
ポータルアプリ(専用アプリ)などから残りの無料通話分を簡単に知ることができれば便利なのですが・・・。
通信品質が若干低下した
UQモバイルの強みとして通信品質が挙げられます。
確かに他社の格安SIMよりも通信品質が高いと囁かれていますが、大手携帯会社と比較するとどうしても劣ってしまうところがあります。
私が特に感じたのが時間帯によって通信速度が不安定になる点です。
ソフトバンク時代は常に同じクオリティで通信ができていましたが、UQモバイルへ乗り換えてからは時間帯よっては快適に利用できたり、ストレスが溜まるほど遅くなったりもします。
都心部ではどの程度のクオリティで通信ができるのか分かりませんが、地方に住んでいる私の場合は時間帯によって不安定になります。
これはあくまで私の体感ですが、ソフトバンク時代よりも通信品質が若干劣っていることには間違いないです。
機種(iPhone)が少ない
UQモバイルで購入できる機種は大手キャリアよりも取扱数が少なく、スペック(性能)的にも劣っているものになってしまいます。
やはりスマートフォンは必需品ですから自分の納得するものを選びたいですよね。
動作確認が取れていれば持ち込みという形で使うことができますが、購入となると機種が限られてきます。
特にiPhoneに関してはiPhoneSE,6s(2018年現在)しか扱っておらず、iPhoneユーザーにとっては物足りなさを感じるかもしれません。
ソフトバンクを始めauやドコモでは常に最新のiPhoneを購入できます。これは大手キャリアの特権とも言えますね。
SIMフリー版のiPhoneでUQモバイルへ乗り換えるという方法もありますが、端末の購入代金だけ考えれば割引等が利く大手キャリアの方が負担額は少ないでしょう。
店舗(UQスポット)が遠すぎる
携帯会社を選ぶうえでサポート面は非常に重要になってきます。
UQモバイルの申し込み自体は家電量販店などでできますが、契約面や修理に関することは運営元であるUQモバイルへお問い合わせする必要があります。
その方法が電話によるお問い合わせ、もしくはUQ専売のUQスポットへの来店方法があります。UQスポットとは簡単に言ってしまえばドコモショップやauショップみたいなもんです。
問題なのはこのUQスポットの店舗数が大手携帯会社に比べ圧倒的に少ない点にあります。
私のばあい、1番近くのUQスポットへは車で40分以上、電車とバスを乗り継いで1時間半ほど掛かります。なかにはもっと時間が掛かる方もいるかと思います。
都心部であれば店舗数も多く仕事帰りに行くことも可能ですが、地方だと結構厳しいところがあります。
電話によるお問い合わせも何回かしたことがありますが、電話越しのサポートでは分かりにくいのも正直な感想です。
これでは携帯の故障などのトラブルが早急に対処できませんよね。いちおう宅配による修理も受け付けているみたいですが、配送期間を加味するとそれなりの日数を要することが予想されます。
店舗数が多い大手キャリアであれば簡単に立ち寄ることができますが、店舗数がまだまだ少ないUQモバイルではサポート面において不安があることには間違いないです。
UQモバイルからソフトバンクへの乗り換え(MNP)は可能
UQモバイルからソフトバンクへの乗り換えは可能です。
回線と端末セットでソフトバンクへ申し込む分には問題ないですが、UQモバイルで使っていた端末をソフトバンクへ持ち込んで使うには条件があります。
持ち込みはソフトバンク販売かSIMフリーの端末
Q.手持ちの携帯電話を持ち込んで新規契約をすることはできますか?
A.はい、ソフトバンクで販売した携帯電話であれば、持ち込みで新規契約(USIM単体契約)ができます。
引用:Softbank
ソフトバンクから販売された携帯電話であれば、持ち込みによるSIMカード単体の新規契約ができます。
UQモバイルでソフトバンクの端末を使っていたのであれば、SIMロック解除をしているはずなのであまり関係ありませんよね。
ただ、自宅にソフトバンクの端末が眠っているのであれば、それをそのまま持ち込むことが可能と言うことです。
条件付きであればSIMカード単体の契約が可能ですが、スマートフォン本体のみの購入は無理みたいですね。
Q.SIMロック解除(SIMフリー)のスマートフォンがあります。持ち込みでソフトバンクと契約できますか?
A.はい、「SIMロックが解除された製品(SIMフリー)」であれば、ご契約いただけます。
【受付できるSIMロック解除製品(SIMフリー)について】
・他社が発売する製品で、SIMロックが解除されていること※
・ソフトバンクと同じ通信方式の製品であること
※ シンプルスタイル(スマートフォン)の場合、iPad、 タブレット、データカードなど非音声端末は対象外です。引用:Softbank
SIMロック解除(SIMフリー)された携帯電話であれば持ち込むことができます。
ですからソフトバンク以外で販売された端末を使うには、SIMロック解除済みである必要があります。
注意したいのが端末の通信方式が同じであるということです。
端末によっては対応している周波数帯(バンド数)が異なるため、電波を掴みにくいもしくは電波が掴めない場合があります。
ソフトバンク以外から販売されたスマートフォンを使う場合、あらかじめソフトバンクの通信方式に対応しているか確認する必要があります。
ただし、iPhone6s以降に関しては販売元であるキャリアが違えど、国内キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)のプラチナバンドを含む全ての周波数帯(Band数)に対応しています。
SIMロック解除済みのiPhone6s以降であれば、ソフトバンクでも問題なく使えるとみて良いかと思います。
これら端末を持ち込んでの乗り換えは、ソフトバンクショップにて受け付けています。
乗り換えに掛かる費用は?
UQモバイルからソフトバンクへの乗り換えに掛かる費用は以下の通り。
[su_table]
乗り換えに掛かる諸費用 | 支払先 |
MNP転出手数料3,000円 | UQモバイル |
契約解除料9,500円 | |
端末代金の残債(ざんさい) | |
新規契約手数料3,000円 | ソフトバンク |
[/su_table]
【MNP転出手数料 3,000円】
MNP転出手数料3,000円は転出元であるUQモバイルへ支払うことになります。
また、UQモバイルのメールサービス(~@uqmobile.jp)は、転出と同時に使えなくなるので注意しておきましょう。
【契約解除料 9,500円】
契約期間内に解約すると契約解除料9,500円が発生します。
プランによって契約期間が異なりますので、詳しくはこちらUQモバイルの更新月を調べる方法!契約期間と解除料の絡みについてを参考にしてみて下さい。
[kanren2 postid="2827"]
【端末代金の残債】
端末代金の残債(ざんさい)がある場合は解約後、分割もしくは一括で払う必要があります。
UQモバイルを解約した時点でマンスリー割も消滅します。ですから契約から解約までの期間が早い方は端末代金の残債も高額になるので注意が必要です。
【新規契約手数料 3,000円】
新規契約手数料は転出先であるソフトバンクへ支払うことになります。
UQモバイルからソフトバンクへのMNP手順
MNP経験済みの方もいるかと思いますが、改めて手順を紹介したいと思います。
【手順①】MNP予約番号を発行
電話番号そのままでソフトバンクへ乗り換える場合、「MNP予約番号」が必要になります。
[kanren2 postid="5663"]
MNP予約番号の発行はUQお客様センターで受け付けています。
MNP予約番号を発行したからと言って、UQモバイルが即解約になるわけではないので安心してください。
解約となるのはソフトバンクへの回線切替が完了した時点になります。
また、普通の解約手続きもUQお客さまセンターから可能です。
☎:0120-929-818
受付時間:9:00~21:00
UQお客さまセンターへダイヤルしたら、ガイダンスに従って操作をしてください。
オペレーターに繋がりましたら、「MNP予約番号を発行したい」と伝えてもらえれば良いかと思います。
なお、MNP予約番号の有効期限は予約当日を含め15日間です。有効期限が切れてしまったものは使うことができず、再発行の必要があります。
まずはこのMNP予約番号を発行しましょう。
【手順②】必要書類の準備
ソフトバンク乗り換え(MNP)に必要なものは以下になります。
必要なもの
- MNP予約番号
- クレジットカードもしくはキャッシュカード
- 本人確認書類
- 印鑑(店舗申し込みの場合)
店舗申し込みの場合は印鑑が必要になりますが、本人であればサインでもOKみたいです。
■MNP予約番号
1つ目は先ほど手に入れたMNP予約番号になります。
■クレジットカードもしくはキャッシュカード
2つ目はクレジットカードもしくはキャッシュカードになります。支払い方法はクレジットカードか口座振替が可能で、契約者と同じ名義人のものを準備してください。
■本人確認書類
本人確認書類として使えるのは以下のものになります。
[su_service title="運転免許証" icon="icon: check" icon_color="#f43a9a" size="30"]
- 都道府県公安委員会発行で有効期限内のもの
- 申し込みの住所・氏名・生年月日が一致していること
- 国際免許は、申し込み受付ができない
※裏面に現在のご住所が記載されている場合は、裏面も合わせて必要。
[/su_service]
[su_service title="日本国パスポート" icon="icon: check" icon_color="#f43a9a" size="30"]
- 有効期限内のもの
- 申し込みの住所・氏名・生年月日が一致していること
※現住所の記載がないまたは申込書の住所と相違する場合は補助書類も合わせて必要。[/su_service]
[su_service title="マイナンバーカード" icon="icon: check" icon_color="#f43a9a" size="30"]
- 有効期限内のもの
- 申し込みの住所・氏名・生年月日が一致していること
※現住所の記載がないまたは申込書の住所と相違する場合は補助書類も合わせて必要。[/su_service]
[su_service title="健康保険証+補助書類" icon="icon: check" icon_color="#f43a9a" size="30"]
- 有効期限内のもの
- 申し込みの住所・氏名・生年月日が一致していること
※裏面に現在のご住所が記載されている場合は、裏面も合わせて必要。[/su_service]
補助書類として使えるものは以下の3つ。
- 住民票記載事項証明書
- 公共料金領収書
- 官公庁発行の印刷物
※発行日から3ヵ月以内もの
[su_service title="身体障がい者手帳または療育手帳または精神障がい者保健福祉手帳" icon="icon: check" icon_color="#f43a9a" size="30"]
- 発行日の記載もしくは有効期限の記載があるもの
- 顔写真・氏名・生年月日が記載されていること
[/su_service]
運転免許証かパスポートがあれば一番手っ取り早いです。(詳しくは下記リンク先を参考にしてみて下さい)
本人確認書類:ソフトバンク
申し込みには以上のものが必要になります。乗り換えをスムーズに進める為にも準備できるものは準備しておきましょう。
【手順③】申し込み
申し込みは店舗かオンラインショップから可能です。
店舗で申し込みする場合は、前項で解説した「MNP予約番号」、「クレジットカードもしくはキャッシュカード」「本人確認書類」「印鑑(本人のサインでも可)」を準備し、ソフトバンクショップにて契約をしてください。
また、スマートフォンを持ち込む場合もソフトバンクショップでの契約になります。
オンラインショップからは申し込む場合は、公式サイトのソフトバンクオンラインショップから申し込みができます。
画面に沿って料金プランやキャンペーンなど必要情報を入力し、お申し込み手続きを進めてください。
最後に本人確認書類アップロードし、申し込みを完了させてください。
審査に通ると出荷完了メールが届き、3営業日程度で契約時に登録した住所へ商品が届きます。
【手順④】回線切替
商品が届いたら回線切替をしていきます。
簡単に言ってしまえば乗り換え作業ですね。
特に難しいことするわけではなく、該当ページにて手続きをするだけです。
回線切替が完了すればUQモバイルが自動的に解約され、ソフトバンクへの乗り換えが完了します。
最後に「111」へダイヤルし「接続試験は終了です。ありがとうございました。」というアナウンスが流れれば正常に回線切替が行われている証拠です。
UQモバイルからソフトバンクへの乗り換えは以上になります。
まとめ
UQモバイルは通信品質に定評があり、他の格安SIMに比べれば満足いくものかもしれません。
ですが、比較する対象が大手携帯会社となるとまた変わってきます。
特にサポート面やサービス面などの使い勝手だけを言えば、圧倒的に大手携帯会社に軍配が上がるでしょう。