先日UQモバイル公式サイトに「電話切り忘れの注意」を促すお知らせが掲載されていました。
- 「覚えのない通話時間が記録された請求書が送られてきた」
- 「相手先に掛けたことの認識はあるが、長時間の通話をした覚えがない」
といった内容で、どうやら双方の電話切り忘れが原因による課金トラブルでした。
通話終了後に「あっこの人切ったつもりになってるな」なんて相手はいませんか?
自分が気づいていれば通話を終了することができますが、これが双方で気づいていなければ高額請求のような料金トラブルにもなりかねません。
今回は電話切り忘れが起きた原因や防止策について紹介したいと思います。
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電話切り忘れが起きた原因は?
そもそも通話料金は発信者(電話を掛ける側)に掛かってきます。ですから受信者(電話を受ける側)に通話料金は発生しません。
例えば10分間電話をしたとすると、通話料金が発生するのは発信者のみということになり、どちらかが電話を切れば音声通話が遮断され、それ以降は通話料金が発生しません。
- 「覚えのない通話時間が記録された請求書が送られてきた」
- 「相手先に掛けたことの認識はあるが、長時間の通話をした覚えがない」
今回のトラブルから察するに、本人は発信者であることが考えられます。
本人の意図があるないにしろ、長時間の通話が起こる原因としては
- 通話終了をしたつもりが実際には電話が切られていなかった
- 双方の電話の切り忘れ
といったことが考えらえます。
通話終了をしたつもりが実際には電話が切られていなかった
冒頭でも述べましたががガラケーには通話終了ボタン(電源ボタン)があり、そのボタンを押すことで電話を切ることができます。
ガラケー世代であれば、それは当たり前であり習慣づけられていたところもあると思います。
しかしスマートフォンは違います。
スマートフォンは通話中の画面にある赤い「通話終了ボタン」をタップ(押す)することで通話アプリを終了し、電話を切ることができます。
電話を切る時はこの通話終了ボタンを押してください。
なかにはホームボタンを押すことで電話が切れると勘違いしている方もいるらしく、電話が繋がった状態のままスマホを放置したり、他の画面やアプリの操作をしてしまうことがあるのです。
結果的に今回のような「覚えない通話時間」や「長時間の通話」というトラブルが発生してしまうのです。
実際に試してみます。
発信中でも通話中でもいいので画面下部の「ホームボタン」をタップします。
ホーム画面に切り替わりますが画面上部に緑色のバーが表示され「タップして通話に戻る」と表示されます。
この状態はまだ通話が終了しておらず、電話が繋がった状態です。
アプリの起動中やWeb検索中でも画面上部に表示されます。
タップすることで通話画面に戻り、通話終了ボタンを押すことで電話を切ることができます。
視認性どうでしょう?・・・・人によって「アリ?ナシ?」が分かれると思います。
私自身ガラケーからスマートフォンに乗り換えた直後は電話の切り方が分からず、「ホントに電話が切れているのか?」と心配になって何度も確認した記憶があります。
なのでガラケーからスマートフォンに乗り換えた直後の方や、スマホ操作に慣れていない方であれば放置してしまう可能性は高そうです。
あとは電源ボタンで電話を切ろうとするパターンも要注意です。
スマートフォンの側面には電源ボタンがあります。
おそらくガラケーの感覚で操作をしていると「この電源ボタンを押せば通話も終了するのでは?」と思いますが、スマートフォンの場合電源ボタンを押しても電話を切ることができません。
厳密に述べますと[su_highlight background="#f8ff78"]初期設定のままでは電源ボタンを押しても電話を切ることができません。[/su_highlight]
設定すれば電源ボタンでも電話を切れるようになりますが、その設定をしないと電話が繋がったまま放置してしまう可能性があります。(設定方法は後ほど紹介します)
スマートフォンは通話アプリを使って電話をするのでこの通話アプリを終了しなければ、ホームボタンを押そうが電源ボタンを押そうが電話が繋がったままなのです。
先ほどの「ホームボタンによる切り忘れ」はまだ視認性により途中で気づくことができますが、電源ボタンを押してしまうと画面上から通話中であることが確認できず長時間放置してしまう可能が高いです。
ヘタしたら数時間なんてこともあり得ます。
双方の電話の切り忘れ
2つ目は双方の電話の切り忘れです。
発信者(電話を掛ける側)と受信者(電話を受ける側)双方で、電話を切り忘れたことが原因で今回のトラブルが発生しました。
どちらかが通話を終了すれば済むことですが、色んな要因が重なったことも可能性としてあります。
- いつもは切るけどたまたま切り忘れた
- 何かの作業に集中していて切り忘れた
- 相手が切ってくれるものだと思った
極論になってしまうのですが、結局はこのようなヒューマンエラー的な事だと思います。
電話切り忘れによる防止策は
電話切り忘れによる防止策として
- 電源ボタンで通話を終了できる設定
- 誤発信防止アプリの導入
これらの防止策で未然に切り忘れを防止することができます。
電源ボタンで通話を終了できる設定
Android端末には電源ボタンで通話を終了することができる設定があります。
設定をしておけばガラケーの通話終了ボタン(電源ボタン)を押すような感覚で電話を切ることができます。
①.「設定」のアイコンをタップします。
②.「詳細設定」をタップします。
③.「ユーザー補助」をタップします。
④.「電源ボタンで通話を終了」をONにします。
お使いの端末によって設定方法は多少異なると思います。
【電源ボタンで通話終了する設定方法について】
- Android:7.0端末の設定例
[設定] > [ユーザー補助] > [電源ボタンで通話を終了] を有効にします。
- arrows M03 M04 PREMIUMの場合
[設定] > [便利機能] > [通話] 内の「電源ボタンで通話を終了」を有効にします。
- iPhoneの場合
電話アプリの音声通話において「スリープボタン」で通話を終了する機能はありません。通話終了の際は、アプリ内の切断ボタンをタップし通話を終了させてください。
出典:UQコミュニケーションズ
スマートフォンの操作に慣れない方はこの設定しておくのもいいかもしれません。
誤発信防止アプリの導入
もうひとつは誤発信防止アプリで防止する方法です。
- 通話開始時にバイブを鳴らします。
- 通話終了後にバイブを鳴らします。
- 通話終了後にホーム画面へ戻ります。
- 確認画面の配色を変更できます。
- 通知時間:指定した時間が経過するとビープ音でお知らせします。
- 終話時間:指定した時間が経過すると通話を終了します。
電話を掛ける時と切る時に振動(バイブ)を鳴らしてくれたり、指定した時間を経過するとビープ音や通話の終了をしてくれます。
なのでおしゃべりプラン(5分かけ放題)の方は、時間設定をしておけば5分超過を回避することもできます。
基本的には自分で電話を切ることになりますが、「音」と「振動」で状況を知らせてくれるので防止策としてはアリかなと思いました。
電話をする際にも2回タップしなければ発信することができませんので、誤発信対策としても機能します。
ただし、スマートフォンによっては正常に動作しない端末もあります。このアプリによりトラブルや損害が発生しても一切の責任は負えないことをご了承ください。
まとめ
電話の切り忘れにより高額請求が来る可能性はあります。
切り忘れの原因として挙げられるのは
- 電話を切ったつもりが切られていなかった
- 双方の電話の切り忘れ
といった人為的ミスが考えられます。
電話は通話画面の「通話終了ボタン」を押せば切ることができますが、ホームボタンや電源ボタン(初期設定)を押しても電話を切ることができません。
防止策として電源ボタンで通話を終了にする設定や、誤発信防止アプリ導入などがあります。
スマートフォンの操作に慣れていな方であれば前者の「電源ボタンで通話を終了にする設定」が有効だと思われます。
いずれにしろ「覚えのない高額請求」が来た場合は、UQお客様センター(0120-929-818)にお願いしますとのことです。